食べると痩せる!?

という話を聞いたことがありますよね。

今回はその謎に迫っていきます。





食べる時にも、エネルギーは消費する

食べる!

もちろん生活活動の一部なので、エネルギーが消費します。

食べている最中にエネルギー消費ってどういうことでしょうか?

ちょっと不思議ですが、詳しく見ていきましょう!



カギは「食事誘発性熱産生」

ちょっと難しい言葉です。

食事誘発性熱産生

何でしょうか?

食事をするとカラダの中で栄養素が分解され、

熱として産生されます。

その影響で食事後、

安静にしていても

代謝量が増えるんです!

食事をすると体内で動きがあり

それが熱に変わり

代謝量が一時的に増えるんですね。

食べれば食べるだけ痩せる!?

というのは

この食事誘発性熱産生のことを婉曲して
表現しているのではないでしょうか?




食べるもので「食事誘発性熱産生」は変わる!?

面白いことに、この食事誘発性熱産生は

食べる栄養素によって違います。

たんぱく質のみの場合

摂取エネルギーの30パーセント。

糖質のみの場合

摂取エネルギーの6パーセント。

脂質のみの場合

摂取エネルギーの4パーセント。


通常はこれらを混ぜ合わせて食べているので

約10%くらいだと言われています。


これだけみれば、たんぱく質がいちばん高いですね!



食事誘発性熱産生はどう感じるのか?

食事をすると

カラダがぽかぽかしてきませんか?

これが実は食事誘発性熱産生が進んでいる証拠なんです。

代謝が活発になってきているぞ!

ということですね。

このことから、食事回数を無暗に減らすと
食事誘発性熱産生が減り

ひいては

代謝量が減ります。


代謝量について、くわしくお伝えしています。

詳しくは、こちらからどうぞ。


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食事誘発性熱産生を上げるには!

食事誘発性熱産生は、代謝量の一種なので

年齢と共に減ります。

でもあきらめることはありません。

次のことをすれば、上げることができます。





食事誘発性熱産生を上げる 2つのコツ



・たんぱく質を多目にした食事にする

・ゆっくり食べる

順番に見ていきます。


たんぱく質を多目にした食事にする

データからも

たんぱく質が最も食事誘発性熱産生の量が多い!

なので

たんぱく質多めの食事を心がけるといいですね。

これは、なにもチキンや卵ばかりとろう!

ということではありません。

現代の食事は、糖質や脂質の摂取割合があまりにも多いんです。

ご飯・パン・パスタ・揚げ物など、、、

糖質については、こちらで詳しくお伝えしています。

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これらの糖質を少し抑え

チーズや牛乳などの

乳製品

を増やしませんか?


また、中でも、豆腐や油揚げ等などの

植物性たんぱく食品

を増やすのがおすすめ!




肉や卵ばかりが、たんぱく質ではないですよね。



ゆっくり食べる

やはり、これにつきますね。

ゆっくり食べる。

流し込むように食べてしまうとあごの筋肉を使わず
噛むことによってのエネルギーを消費しません。

それだけ

食事誘発性熱産生も下がります。

なので、ゆっくり食べましょう!

その方が、

食事誘発性熱産生を上げることができます。



まとめ

結局、キーは代謝です。

年齢と共に代謝量が減るよね~

という話を良く聞きませんか?

食事誘発性熱産生も代謝量の一部です。

代謝をよくすることが

痩せやすいカラダを作る第一歩!

何より

肥満の防止になります。

これからは、食事している間もその後も
食べてもエネルギーって消費できるんだ!

と覚えておきましょう。

かといって、

食べ過ぎは禁物ですよ。

適正な量をゆっくりと食べる。



これが食事誘発性熱産生、

つまり代謝をあげるためにおすすめです!