なぜ、栄養が偏ると太るのでしょうか?

かなり誤解されていることが多いと思いますので、
ここで詳細を見ていきます。


栄養素の種類を知ろう!

カラダの代謝をうまく回すには、栄養素が必要です。

5大栄養素は小学校の家庭科で習いましたよね?

それぞれ体内に入った時に違う役割がありますが、

カラダに必要不可欠なものです!

順にしめします。



★糖質(炭水化物)

★たんぱく質

★脂質

★ビタミン

★ミネラル



いちばん大切!3大栄養素

この5大栄養素は、大きく2つに分けることができます。

糖質(炭水化物)・たんぱく質・脂質の群と、

ビタミン・ミネラルの群ですね。

それぞれ順にみていきましょう。


まずは糖質・たんぱく質・脂質の群。

この3つはカラダを作るために、不可欠な栄養素です。


糖質(炭水化物)

まずは糖質。

糖質は熱量(エネルギー)を生み出します。

そして、脳を働かせる唯一の栄養素。

すべての根源といってもいいのかもしれません。

そもそもエネルギーがなければ、
私たちは動くことができませんよね。


糖質については、こちらで詳しくお伝えしています。



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糖質は、エネルギー源なので、カラダが欲します。

そういう本能的なものだからですよね。

なので、ついついたくさん食べてしまいます。

その原因はこちらからどうぞ。

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たんぱく質

そして、次にたんぱく質

たんぱく質はカラダを作るもとです。

具体的には、骨・血液・筋肉などを作ります。




脂質

そして脂質。

脂質は、いざというときのエネルギー産生のために

「脂肪」としてカラダに蓄えられています。

脂肪は燃えにくいですが、ひとたび燃焼すると、
とてつもないエネルギーを産みだします!

もし栄養が入ってこない状態が続くと、
私たちは脂肪を分解してエネルギー源とし、
カラダを維持します。

脂質といえば何か親の仇のような扱い方をされますが、
そんなことはなく必要なものです。

たとえば、細胞を包んでいる細胞膜も脂質でできていますし、
脳も脂質で出来ている部分があります。



ビタミン・ミネラルの重要な役割

一方、ビタミン・ミネラルの群を見てみましょう。

ビタミンやミネラルという言葉はよく耳にしますよね。

これらは一見何も働きをしていないように見えますが、
そんなことはありません。

学校でも

カラダの調子を整える役割がある!

なんて教えられますが、

漠然としていてさっぱりわかりません。

わかりやすくいえば

「代謝を助ける」です。

先にお伝えした糖質・たんぱく質・脂質の3大栄養素をカラダの中で、

うまく「エネルギーに変換する」ために使われます。

具体的には糖質・たんぱく質・脂質を円滑に代謝するために必要です。

そもそもビタミン・ミネラルがないと

糖質がうまくエネルギーに変わらないし

たんぱく質も上手にカラダの構成成分になりません。



糖質ばかり食べると、どうなるのか?

たとえば、コンビニでカップラーメンやおにぎりを買い込んだ、、、

糖質の重ね食い。

美味しいですよね!

糖質+糖質の組み合わせ!


糖質をダブルで食べるとどうなる?については、
こちらからどうぞ。

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でも、なぜか全くお腹いっぱいにならない!

こんな経験ありませんか?

そして、いくら食べても
次から次へと食べ物を欲する、、、

なぜこのようなことが起こるかというと
カラダに

ビタミンやミネラルが足りていないから。

糖質をうまく体内で代謝するには

ビタミンの力を借りなければなりません。

糖質ばかりでは、うまくエネルギーに変わらない!


具体的にみてみましょう。

糖質を代謝するには

ビタミンB1が必要です。

ビタミンB1は、
豚肉やレバー、各種野菜に入っています。

そういう食材を一緒に食べないと、
糖質がうまく代謝できません。

また脂質にも同じように、
代謝を助けてくれるビタミンがあります。

それは「ビタミンB2」です。

うなぎ・卵・アーモンド

などに多く含まれています。




栄養が偏ると、カラダはどうなるのか?

このように糖質ばかりとっても、

同時に代謝を促すためのビタミンをとらなければ

意味がありません。

どれだけ糖質ばかりをとっても

お腹いっぱいにはならない訳がここにあります!

「お腹いっぱいになっていない」のではなく、

うまくカラダの中で代謝できていないので

「物足りない」のです。


なぜなら、カラダは足りないビタミンやミネラルを欲しがっているから。

とはいえ、

その「物足りなさ」が脳には「食欲」として伝わります。

本当は代謝に必要なビタミンを欲しているのに、

「空腹感」という感情として発現します。

そして、食欲と誤認識され、また食物を欲するという悪循環!

胃の中には食べ物が十分あるのにも関わらず、、、

です。

ではどうしたらいいのでしょうか?

簡単です。

糖質の代謝を助けるビタミンをとりましょう。

「ビタミンB1」でしたね。

たとえば

主菜に豚の生姜焼き!

豚肉にはビタミンB1が入っているので、
これで糖質がエネルギーにうまく変換されます。

豚の生姜焼きを食べていると、ご飯が欲しくなりませんか?

あれは、必要な栄養素を
カラダが求めている

何よりの証拠です。

自然は本当に良くできています。





まとめ

このように、

いくら3大栄養素ばかりとっても、

ちっともカラダの中で上手く回りません。

同時にビタミン・ミネラルをとらないと、
いつまでたってもカラダは

「満足しない」。

このことから、
そもそも糖質だけ(・・)やたんぱく質だけ(・・)を食べる方法は、

理にかなっていない食べ方です。

まんべんなく

食べる大切さ

ここにあります。